子どもの体力低下には睡眠ホルモン「メラトニン」が関係していた!?
つまり、メラトニンの働きの1つである子どもの性成熟抑制は、子どもの成長にとって大きな役割を果たしているということなのです。
睡眠時間も減少する悪循環に
ところが、冒頭でも触れた通り、現代っ子は運動不足で、体力低下の傾向にあるため、それが原因でメラトニンの分泌量が減っていると言われているのです。
メラトニンは、セロトニンを材料にして生成されるホルモンです。
セロトニンは運動によって活性化し、量が増えると考えられているので、運動不足の子どもはセロトニン不足→メラトニンの分泌量低下という悪循環に陥る可能性が指摘されています。
さらに、メラトニンの分泌量が減ると、眠気が誘発されづらくなるので、睡眠時間が減る→成長ホルモンの分泌量低下と、これまた悪循環になる恐れもあるのです。
メラトニン分泌量をアップさせるには?
子どものメラトニン分泌量を増やしたい保護者の方は、子どもに適度な運動をさせるようにしてください。室内でパソコンやスマホ、TVゲームで遊んでいてばかりではダメです。
日の光を浴びることもメラトニンの分泌量アップに繋がるので、日中はできるだけ外で遊ばせるようにしましょう。
就寝前も注意点があります。