睡眠障害は世界共通? 2016年の調査では中国人の5人に1人が……
中国でも成人の5人に1人が睡眠障害?
最近、日本以外にも「不眠大国」になりつつある国があるというニュースが話題を呼びました。その国とは、同じアジア圏の「中国」です。早速、ニュースの内容を見ていきましょう。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは?
中国が発表した2016年「睡眠・職業安全白書」によると、成人の中国人で閉塞性睡眠時無呼吸症候群を患っている割合は約20%、つまり5人に1人だったということです。
まずは、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の簡単な説明をします。
睡眠中に一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸」というものがありますが、これは①中枢性睡眠時無呼吸症候群と②閉塞性睡眠時無呼吸症候群に分けることができます。
①は胸や腹部の呼吸が停止するもの、②は上気道が閉塞するために呼吸が停止するものと分類されています。
中国人に睡眠障害が増えた理由
中国人に閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者が増えた原因には、ライフスタイルの急激な変化や環境問題などがあるという指摘があります。
ちなみに、アメリカでも4人に1人がこの睡眠障害の可能性があると言われているので、今や日本に限らず、世界中が「不眠大国」の様相を呈してきているという状態かもしれません。