口唇ヘルペスがうつる理由|注意したい人と感染経路とは
具体的には、前駆症状期、皮膚症状出現期、回復期の症状です。
水ぶくれがあらわれる前の前駆症状として、チクチク感やピリピリ感といった皮膚の違和感や、かゆみなどが起こりやすく、再発をくり返している人はこの前駆症状を自覚しやすいといわれています。その後、皮膚症状が出現してきます。皮膚症状は大きく分けると2段階あり、はじめは患部が赤みを帯びて腫れてきます。この時に水ぶくれは見られません。この赤い発疹はウイルスが活発に活動しているために起こると考えられており、この水ぶくれが出る前の早いタイミングで治療を始めることが効果的です。
皮膚症状があらわれはじめて2〜3日経過後すると、赤く腫れたところに水ぶくれができ始め、1週間前後で回復期へと向かいます。回復期では、水ぶくれがかさぶたへと変化するといわれています。
治療を早く始めることで、皮膚症状が少なくすみ、早く回復期のかさぶたとなり、治癒までの期間が短縮する可能性が高まります。初感染と再発の違い
口唇ヘルペスに初感染し、発疹が出た場合(初感染でも発疹が出ない場合もあります)、5mm程度までのやや大きめの水ぶくれが広範囲に多発することがあります。さらに、発熱、あごの下、首、耳などのリンパ腺が腫れるなど、症状が比較的重くなる傾向があります。