性器にクラミジアが検出された人のうち、咽頭にもクラミジアが検出される割合はおよそ10%だといわれています。検出率には男女差がみられ、以下のように女性の方が、検出率が高くなっています。
- 性器にクラミジアが検出された男性で、咽頭クラミジアが検出された率…およそ4〜12%
- 性器にクラミジアが検出された女性で、咽頭クラミジアが検出された率…およそ10〜26%
性器と咽頭の双方にクラミジアが検出されても、実際の治療は性器に対してのみ行い、咽頭に感染したものへは適切な治療を受けないままになることも多く、性器クラミジアは治癒しても咽頭には残存するというケースも少なからず見られます。これは、無症状であるために咽頭への感染に気づかず、治療の対象とされなかったことによるもので、それによって咽頭に残存したクラミジアが新たな感染を引き起こすリスクとなる場合が多くみられます。
咽頭クラミジアの原因
咽頭クラミジアの感染経路は、オーラルセックスやディープキスがほとんどだといわれています。性風俗店などでオーラルセックスの経験がある人や、オーラルセックスやディープキスによって口で感染する機会があった人は、特に咽頭クラミジアに感染するリスクが高いといわれています。