性器に感染による症状が出ていなくても、咽頭に感染している可能性は十分に考えられるため、感染が疑わしい場合には咽頭クラミジアの検査を受けることが推奨されています。
咽頭クラミジアの治療
咽頭クラミジアとの診断が出ると、通常、抗生物質の内服薬を用いた薬物療法が行われます。
検査方法
咽頭クラミジアの診断には、クラミジアを検出する検査が行われるのが一般的です。主に以下の3種類の方法が用いられています。
うがいによる咽頭検査(PCR法)生理食塩水でうがいをしたものを検体として、クラミジアの検出を行う方法綿棒を用いた咽頭検査(SDA法)スワブと呼ばれる専用の綿棒でのどの奥の粘膜をぬぐったものを検体にして、クラミジアの検出を行う方法採血による検査採血を行い、血中のクラミジア抗体(血中クラミジアIgA抗体およびIgG抗体)の値から陰性、陽性を判定する方法
診断のための検査では、うがいやスワブを用いた検査方法によって検査を行うのが一般的です。検査によってクラミジアの検出がみとめられると、咽頭クラミジアと診断されます。採血によるクラミジア検査では、感染の疑いを判定することができるとされるものの、確定診断のためにはPCR法もしくはSDA法による精密検査を行うことが必要です。