主に行われるのは、薬物療法です。薬物療法の目的は、炎症を抑えることにあり、すでにアトピー性皮膚炎を発症している場合は、皮膚科でステロイド外用薬が処方されることがほとんどです。
スキンケアについては、上述していますが、主に保湿剤を使用します。アトピー肌は、肌の水分量や皮脂の分泌量が低下し、乾燥しやすい状態にあるため、乾燥を防ぐために保湿剤が有効とされています。
治療薬と保湿剤については『アトピー治療に使う内服薬の種類』 (https://www.skincare-univ.com/article/012499/)で解説しています。
悪化因子の検索と対策についてですが、簡単にいえば、アトピーの原因を突き止めるために検査し、原因をみつけたら、その原因に向けた対策が行われます。しかし、原因は数多くあるため、特定するのは困難であり、原因と考えられることを、ひとつずつ改善していくことを心がけましょう。
監修:大利昌久