5分の本気ランニングと45分の軽いジョギングは効果が同じ!?
、18~60歳までの人々を5分ダッシュのような高強度の運動をするグループと、45分のジョギングのような適度な強度の運動をするグループに分けました。
高強度グループでは、15秒ダッシュ+45秒休憩を18セット、つまり18分間行いました。全力ダッシュの時間は、合計で4分半という計算です。また、1分ダッシュ+2分休憩のセットを25分間行いました。合計9分ダッシュすることになります。
参加者は心拍数をはかる機械をつけて運動を行いましたが、最大心拍数は上限90%でした。
一方、適度な運動をするグループは10週間、週5回30~45分サイクリングを行いました。結果、最大心拍数は上限70%でした。
■運動不足な人こそ強度の高い運動からスタートを
高強度の運動をしたグループも、適度な運動を続けたグループも、同様の健康効果があったことがわかりました。体内の有効酸素が9%改善され、早期死亡のリスク低下が見られたのです。
実験の参加者の年齢層が広かったことを踏まえると、すべての年齢の人について短時間でも高強度のトレーニングは、適度に長時間行う運動と同じ健康効果があることが実証されました。
ダラダラ勉強しても身につかないように、運動もただ時間をかければよいということでもなさそうです。