冬虫夏草とルバーブに皮膚免疫を担うランゲルハンス細胞の生存維持に重要な表皮細胞の「RANKL」を増やす効果を発見 日本生薬学会第67回年会にて発表
表皮に存在するランゲルハンス細胞は病原菌やウイルスを認識し、その情報を伝え排除を促す働きをしており、加齢や紫外線により減少することが知られていますが、細胞数と皮膚状態の関係については十分に明らかにされていませんでした。
本研究ではランゲルハンス細胞と皮膚状態の関係を明らかにするとともに、加齢で減少するランゲルハンス細胞を維持し、皮膚のバリア機能及び保湿機能に重要で表皮細胞が産生するタンパク質「RANKL」を増加させる素材の探索を行いました。
【参考】
免疫と骨の健康に関わるタンパク質「RANKL」が皮膚のバリア機能及び保湿機能を強化することを発見
(第6回日本骨免疫学会2021年6月発表)
https://www.noevir.co.jp/new/ir_info/pdf/per51/210621c.pdf
【研究成果】
1. ランゲルハンス細胞は加齢により減少することを確認
20代及び50-60代女性の頬部からテープストリッピング法により回収し抽出したタンパク質について解析を行いました。その結果、ランゲルハンス細胞の指標であるランゲリンは20代よりも50-60代の方が少ないことが確認されました。