生活者を健康セグメントごとに分類し、今とこれからの健康意識と行動を分析 『ウェルネストレンド白書 Vol.1』発刊
で、「情報源の数」は2.5倍、「認知素材数」は1.5倍と大きな差が付いています。健康意識の違いが健康情報への関心の違いを、関心の違いが素材・成分の認知の違いに繋がっていると考えられます。
各健康セグメントの具体的な特徴は次のようになります。
図2 健康セグメントの特徴一覧
【『ウェルネストレンド白書』発刊の背景】
健康・ウェルネス市場は、国内において長期的な視点でみると継続的な成長が見込まれています。人生100年時代にあって、「できるだけ長く心身ともに健康に過ごしたい」という生活者の健康ニーズは今後ますます高まっていくでしょう。一方で生活者の健康志向は性別や年齢などの属性だけでなく、ライフスタイルや健康情報へのリテラシーなどの影響で、より細分化されたセグメントを形成する傾向が見られます。また、長引くコロナ禍に代表される社会状況や欧米など海外におけるヘルス・トレンドも国内の生活者の健康ニーズに大きな影響を与えています。その機運をうけて、2015年4月スタートした機能性表示食品制度も6年半をむかえ、10月27日時点の届出件数は4,162件となっています(届出撤回件数は含まず)。
非常に急伸した機能性表示食品届出ですが、一方それだけで売れている商品はほとんどないのが現状です。