男性の骨の健康に対するプルーン摂取の好影響 ―男性を対象とした新研究結果発表―
1年後、プルーンを摂取したグループでは骨破壊のバイオマーカーが著しく低下しましたが、対照グループには変化がありませんでした(フーシュマンド博士らの研究、2021年)。また研究執筆者らにより、プルーンを食べた男性群は、骨形状が改善して骨の強度が向上していることが報告されました。
従来の研究は女性の骨粗しょう症や骨の健康に焦点が当てられ、特にプルーンを摂取することにより、閉経後の女性の骨の健康に好影響を及ぼすが明らかになっています。50グラムから100グラムのプルーンを毎日食べ続けることにより、骨量が増加して骨破壊が減少する可能性が複数の研究によって示されています(アルジマンディ博士らの研究、2002年、フーシュマンド博士らの研究、2011年、2014年、2016年)。また、今年初めに『ボーン・レポート(Bone Reports)』に発表されたケーススタディーでは、骨減少症で閉経後の女性が毎日50グラムのプルーンを16か月食べ続けた結果、総骨密度が増加したことが報告されています(ストロック博士らの研究、2021年)。「骨の健康は女性だけの問題ではありません。男性もどう骨を守るか考える必要があります」