2022年1月26日 10:00
富士産業、毛組織細胞への刺激により分泌される新たな育毛タンパクを発見 ~新たな育毛アプローチによる脱毛症に対する効果へ期待~
富士産業株式会社(本社:香川県丸亀市、代表取締役:岡田 篤典、以下「富士産業」)は、育毛専門医 桑名 隆一郎博士(桑名皮フ科院長)との共同研究により、新たな発毛のメカニズムとして、毛組織の細胞への一時的な刺激によって分泌されるタンパク質「CHI3-L1」および「CXCL5」が、発毛に関与していることを初めて発見しました。※ (図1)これらのタンパク質をターゲットとすることは、全く新たな育毛アプローチであり、今まで十分な効果が得られていなかった脱毛症患者に対して、有効である可能性が期待できます。本研究の成果の一部は、第29回 毛髪科学研究会(2021年12月11日開催)にて発表いたしました。
※自社調べ
図1:毛乳頭細胞より分泌されるタンパク質「CHI3-L1」「CXCL5」が発毛に関与
【ダメージ刺激により、細胞の増殖を促進。新たな育毛タンパク質の発見へ】
脳や筋肉、皮膚などで、一時的な刺激を与えることにより活性化することが報告されています。「毛髪においても、同じ現象が起こるのでは?」と考え、富士産業は刺激と発毛に関する研究に着手しました。
毛乳頭細胞は毛根部に存在する細胞であり、様々なタンパク質を分泌することで、発毛をコントロールしていることが知られています。