2022年6月7日 13:30
単独摂取よりも併用で摂取することがポイント 大豆イソフラボンとラクトビオン酸の摂取で肌機能改善を確認
、卯川裕一(2)、大江健一(3)、丸尾俊也(1)、赤木良太(1)、鈴木利雄(1)
(1) フジッコ株式会社 イノベーションセンター
(2) 株式会社ダイセル ヘルスケアSBU事業推進室
(3) 株式会社ダイセル ヘルスケアSBU事業推進室 研究開発グループ
■発表要旨
【目的】
大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と類似の化学構造をもつことから弱いエストロゲン様活性を示し、女性の健康や美容に寄与することが知られている。さらに大豆イソフラボンは腸内細菌(エクオール産生菌)の働きでエクオールに変換され、大豆イソフラボンよりも強い女性ホルモン様作用を現すことが報告されている。そこで、エクオールを産生する力を増大するラクトビオン酸を併せて摂取させることとした。本研究では肌の乾燥を自覚する健常な成人女性を対象に、イソフラボン・ラクトビオン酸含有食品を12週間連続摂取させた際の肌の健康(保湿、弾力を含む肌機能)に及ぼす影響をプラセボを対照として比較検討した。
【方法】
1. 健康な30歳以上の女性33名を対象に、プラセボ(PL)食品、大豆イソフラボン25mg含有食品(IS)、大豆イソフラボン25mg・ラクトビオン酸250mg含有食品(IL)