くるみの摂取が加齢に伴う健康増進の「懸け橋」となることが最新研究により判明
、ミネソタ大学公衆衛生大学院の研究者らは、これらの結果は、くるみに含まれる栄養素の特有の組み合わせと、それらの健康効果によるものである可能性を指摘しています。くるみは、植物性オメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸(1オンス=約28g中に2.5g)を豊富に含む唯一の木の実です。このα-リノレン酸が心臓や脳の健康、健康的な加齢において一定の役割を果たす可能性が、複数の研究で示されています(※3,4)。一食分である、ひとつかみ程度のくるみ(約28g)には、タンパク質(4g)食物繊維(2g)、マグネシウム(45mg)など、健康全般をサポートする多様な重要栄養素に加え、ポリフェノールをはじめとするさまざまな抗酸化物質も含まれています。
ミネソタ大学公衆衛生大学院疫学・地域保健部門の教授で、CARDIAの主任研究者でもあるLyn M. Steffen博士(PhD, MPH, RD)は、「くるみを食べている人、とりわけ、心疾患、肥満、糖尿病などの慢性疾患のリスクが高まっていく青年期から中年期にかけてくるみを食べ始めた人は、食事の質が向上するといった健康への良い影響とともに、特有の身体表現型を持っているようです」