2023年2月9日 09:30
小児科・婦人科患者が多い傾向ーーかかりつけ医登録アプリ「family Dr.」(月間1,000万ユーザーの病院なび公式アプリ)の利用状況から判明
一方で、実績、専門性は3割台に留まっており、「かかりつけ医」の多くを担うクリニックや診療所が果たす一次診療機関という役割を、患者さんもしっかりと理解している様子が窺えます。
上記結果は、日本医師会が掲げる「かかりつけ医」の定義、「なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要なときには専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師」にも一致します。
また、当社の協力医師会員を対象に行ったアンケート調査でもほぼ同様の結果が出ており、「かかりつけ医」の条件として重要視するポイントは、患者さんも医師も変わらないようです。
新規患者獲得・患者維持という医療機関経営上の観点から見ると、信頼感と継続性を醸成するために、来院時の対応だけでなく、対面以外でのホスピタリティ情報の発信や医療機関情報(アクセス、診療・休診情報)のアップデートの必要性も垣間見えるデータではないでしょうか。■かかりつけ医に登録されやすい医療機関の特徴
かかりつけ医として多くの患者さんに登録されている医療機関の特徴を洗い出してみた結果がこちらです。
「治療・対応可能な疾患」