女性の“おりもの”に排卵予測に必要な黄体形成ホルモン(LH)※1を発見 ~クレインバイオ社、京都看護大学と共同研究~
なお、調査・研究に際しては、クレインバイオ社および、京都看護大学との共同研究としました。
※2:感度とは、陽性を正しく陽性と判定できる割合。
※3:妊娠可能な時期のこと、また妊娠活動にはこの6日間を捉えることが重要である。
※4:2019年 ユニ・チャーム調べ
■共同研究の概要
対象:20歳以上40歳未満の月経関連の疾患を有さない女性16名(妊娠・出産経験は不問)
時期:2019年5月~2020年9月(共同研究以降、学術論文発表に向けて準備)
方法:以下の手順にて被験者のおりものに含まれる成分を抽出し測定・分析を行いました。
(1) 被験者に尿の検体採取キット及び無香料のパンティライナーを支給し、月経後10日目から月経後19日目の尿とパンティライナーを回収。
(2) 回収したパンティライナーの中心部を2cm2切り取り、プロテアーゼ阻害剤カクテルを添加した500μlのPBS(リン酸緩衝食塩水)に含浸後、3,600rpmの遠心操作によって抽出液を回収し測定検体とする。(3) 尿及びおりもの中のLHはELISA法(酵素結合免疫吸着測定法)により測定を実施。また、検体の濃度の外的要因を除外するため、尿中クレアチニンをELISA法により、おりものは総タンパク量をBCA法(ビシンコニン酸法)