10月10日“目の愛護デー”に合わせて開催した「眼精疲労」スポット鍼イベントに8日間で63名が参加
【眼精疲労のためのイベント開催の背景】
10月10日は「目の愛護デー」とされ、厚生労働省をはじめ様々な機関で毎年イベントが開催されています。近年では、パソコンなどのディスプレイ(VDT:ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)を使って長時間作業を継続する事により、目や身体、心にまで影響を及ぼす「IT眼症」がとても増えています。スマートフォンやタブレットなどのモバイルツールが不可欠となった時代の流れにより、ビジネスマンだけの病気ではなく、様々な年齢層に広がってきています。特に、最近よく耳にする若年層での「スマホ老眼」。至近距離でスマホ画面を見続けているためピント調節機能が低下して「近いところが見えにくい」「夕方になると物が見えにくい」といった老眼のような症状があらわれる状態です。
スマホ老眼では目の症状だけでなく、慢性的な肩こり、頭痛、背中の痛みや手指の痺れ、不眠といった多岐にわたる症状が現れるケースも少なくありません。
漢方で考える眼精疲労
【眼精疲労と鍼灸】
鍼灸療法はWHO(世界保健機関)でも有効性が認められており、1976年に北京で行われた「鍼灸に関するWHO地域間セミナー」