秋の不眠でお悩みの方の増加について調査 日照時間の減少と急激な気温差による秋の睡眠障害を鍼灸で整える
同年10月1日~10月30日の比較調査)
(1)来院者58名中、不眠症状(中途覚醒や入眠困難を含む)ありの方8名(13.8%)
(2)来院者60名中、不眠症状(中途覚醒や入眠困難を含む)ありの方21名(35.0%)
(※(1)(2)の来院者の中には同一人物を含む)
(1)(2)を比較すると、お悩みが約2.5倍と、この秋のシーズンに入り増加していることがわかります。朝晩の急激な温度変化により睡眠のリズムや、生活のリズムが崩れてしまい不眠症を訴える方が増えているのではないかと考えられます。
今年は特に冬のような寒さも併せて秋シーズンを迎えたため、普段であれば徐々に体が慣れていくはずが、上手く体が対応できなくなってしまい、不眠症という症状が出やすくなっていると考えています。
【鍼灸治療と不眠症】
鍼灸治療は日本では元来、筋緊張の緩和や疼痛の軽減などで使用されていますが、実は筋緊張を緩和することは、自律神経を整え副交感神経が優位になりやすい状況を作ることに繋がります。また、ツボへの刺激により体温の維持に必要な血流を全身に行き渡らせることで、全身に必要な栄養などを与えるとともに、お灸では熱を加えることで体温を維持させることをサポートしてくれます。