2024年2月14日 13:00
フォーデイズ「酵素分解核酸による毛細血管新生剤及び毛細血管を新生する方法」特許取得のお知らせ
そして、運動を伴わない毛細血管の新生は困難であると考えられています。また、食品摂取によって毛細血管の退行の抑制を図った研究はなされているものの、食品摂取のみで毛細血管の新生までも促したとする報告はこれまでされていませんでした。
しかし、当社はこのたび、神戸大学 藤野 英己教授との共同研究により、酵素分解核酸(DNA)が、血管新生因子VEGFのタンパク質量、および骨格筋細胞のミトコンドリア機能に関与するPGC-1α、SIRT-1のタンパク質量を増加させ、ミトコンドリア代謝に関与するコハク酸脱水素酵素(SDH)の活性も有意に増加させることをラットを用いた研究により見出しました。この研究でDNAは毛細血管新生剤としての作用を有すること、およびDNAによる毛細血管を新生する方法として本発明を完成するに至りました。
高齢社会を迎え、ロコモティブシンドロームやサルコペニアの予防などに対する関心が高まる中、健康食品として筋肉量や運動機能の維持に貢献する可能性を提供するために、当社は毛細血管新生に関与するDNAの応用についても、今後さらに研究を進めてまいります。
特許証
図1. DNA摂取による筋肉組織の毛細血管新生促進
DNA摂取群(DNA)