ビューティ情報『弘前大学と雪印メグミルクの共同研究講座「ミルク栄養学研究講座」健康ビッグデータ解析より、骨代謝や骨強度は、日常的な牛乳・乳製品摂取と関係することが示されました』

弘前大学と雪印メグミルクの共同研究講座「ミルク栄養学研究講座」健康ビッグデータ解析より、骨代謝や骨強度は、日常的な牛乳・乳製品摂取と関係することが示されました

本研究では、青森県弘前市岩木地区の地域住民における牛乳・乳製品摂取量と、骨代謝マーカーおよび音響的骨評価値(OSI)の関係について検討した。

〇方法
■対象者:2015年岩木健康増進プロジェクト健診において、牛乳・乳製品摂取量、骨代謝マーカーおよびOSIの検査結果を有する健診参加者1,063名
■測定について
1.骨代謝マーカー:牛乳・乳製品摂取量は食事歴法により算出し、6種類の血中骨代謝マーカー濃度を外部臨床検査機関にて測定した。
2.音響的骨評価値(OSI):超音波骨評価装置にて、骨強度を測定した。
■解析について
得られた各データにおける牛乳・乳製品摂取量が、年齢および性別にて調整した結果にどのような影響を与えているか解析した(重回帰分析)。

〇結果
対象者1,063名における健康ビッグデータを解析した結果、以下のような結果が示されました。
■低脂肪の牛乳・乳製品の摂取量が多いほど
・骨を壊す指標である骨吸収マーカーが低くなる関連性
・骨強度値が高くなる関連性
■通常および高脂肪の牛乳・乳製品の摂取量が多いほど、骨を作る指標である骨形成マーカーが高くなる関連性
■牛乳・乳製品の摂取量が多いほど、骨代謝を調節する副甲状腺ホルモンのバランスが保たれる可能性

これらの結果より、日常的な牛乳・乳製品摂取は、骨代謝の調節に関係することが示唆された。

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