子育て情報『赤ちゃんがつかまり立ちを始めたら気を付けたい「お部屋の安全」』

2019年7月5日 20:05

赤ちゃんがつかまり立ちを始めたら気を付けたい「お部屋の安全」

また椅子に座布団があれば、座布団につかまって立とうとするため、座布団ごと後ろにひっくり返ることも!

低いテーブルの片付け同様、赤ちゃんが触って困るものを棚に置くことはやめましょう。また、引き出しも上手に開け閉めができるようになります。中のものを取り出すのももちろん危険ですが、開け閉めして遊んでいるうちに指をはさむこともあります。引き出しは開け閉めできないように、防止グッズなどを利用してもいいですね。


キッチン

つかまり立ちするようになると赤ちゃんの手の届く範囲にコンロのスイッチや引き出しなど、危険なものがたくさんあります。ベビーフェンスなどをして、赤ちゃんが入って来れないようにするなど、安全面を考えてみましょう。

お風呂

お風呂でもつかまり立ちをしようとするでしょう。お風呂には、つかまるところがあまりなく床が滑るので、つかまり立ちするときはいつも以上に気を付け、すぐそばで見守ることが必要です。


角をカバーする

つかまり立ちを始めると、頭を角で打ってしまうことも増えます。テーブル、棚、柱などにある角をカバーすると安心です。「まさかここで?」というところに頭をぶつけることもあります。

わが家の場合、三段ボックスの二段目の棚の角で頭を打ちました。赤ちゃん目線で角という角を点検してみましょう。

不安定なものは置かない

赤ちゃんがつかまるとグラグラしてしまうものは置かないようにしましょう。わが家の場合、大きなぬいぐるみにつかまって立ったときに、転んだことがあります。

これだけ安全面のことを言うと「四六時中見守ることなんてできないから、つかまり立ちさせないほうがいいのでは?」と思うかもしれませんが、あまり心配し過ぎないでください。
つかまり立ちをすることで、赤ちゃんは手足の筋力をつけ、踏ん張る力をつけ、バランス感覚をつけ、上手に転ぶ方法も学んでいます。

そうすることで、徐々に転ぶ回数も減りますので、大人が事前に準備できる安全な環境の中で、おおらかに見守ってあげてください。

著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。

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