毎日の成長が楽しい!生後0~1カ月の赤ちゃんの心と五感を育む遊び方
■指をぎゅっと握って遊び
赤ちゃんには、手のひらに指を持っていくとぎゅっと握る原始反射があります。ぎゅっと指を握らせて優しくゆらゆらと動かしてみましょう。
■ほっぺをツンツン遊び
「かわいいほっぺだねえ」と、優しくほっぺをツンツンします。このころの赤ちゃんは皮膚の刺激が敏感です。優しく触ってもらうことで心地よさを感じます。
■ゆる〜くマッサージ遊び
沐浴の前後に、素手で肌をやさしく触ってあげましょう。手のひらでクルクルと円を描くように。目を細めて「気持ちいい〜」という表情をする子もいますよ。
■カンガルー抱っこでゆ〜らゆら遊び
ママが仰向けに寝て、赤ちゃんは腹ばいでママのおなかに寝ます。お互いの体温とにおい、心臓の音を感じられる幸せな遊びです。ほんの少し体を左右にゆらゆらしてみましょう。
これらの遊びは、ママだけでなくもちろんパパもしてみましょう。
遊ぶついでに体調や発達をチェック
赤ちゃんと遊ぶついでに、赤ちゃんの発達やその日の体調を見ることができます。抱き上げたときに、最初はふにゃふにゃだった体が少しずつしっかりして、首はまだすわってはいないけど抱きやすくなった、などもわかります。
生後1カ月ごろになると、自分の意思で首を左右に動かすこともできるようになるので、腹ばい遊びをすると自分で顔の向きを変えようとする子もいます。視力も発達してくるので、色がはっきりしたもの、目の前で動くものを見つめたり目で追ったりする子もいます。
また、ふれあいの中で「今日、体がいつもより熱い気がする」など、体温の変化、湿疹があるなどの肌の変化にも気付くことができます。
赤ちゃんとの毎日のふれあいが、親子関係の基礎になります。何か変化があったとき、毎日触れ合っているママだから気付けることも出てきます。できることからでいいので、ふれあい遊びをスタートしてみましょう!
※腹ばい遊び(うつ伏せ遊び)をする際は、布団などの柔らかいものの上でおこなわないこと、顔の周りに何か置かないこと、必ず目を離さないことの3点に注意してください。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。