お産がラクになる!会陰マッサージ&会陰オイルパックの方法【ラクに楽しく♪特集】
をしましょう。
会陰マッサージはどうやるの?
体勢は立った状態で、片足を安定した椅子などに乗せるとやりやすくなります。転倒には十分気をつけてください。手を清潔にして、爪は短く切っておきます。
膣の下側の会陰にオイルをつけてから、オイルをつけた親指を膣に入れて、膣を中心として3〜9時の方向をマッサージしていきます。親指を立てるようにし、他の指は握るとやりやすいと思います。肛門方向へゆっくり押し下げるようにします。指を挿入する深さは最初は浅くし、慣れてきたら親指第一関節ぐらいまで入れてみましょう。
かんたん会陰オイルパックとは?
会陰マッサージの他に、会陰のオイルパックも効果的です。オイルが浸透して皮膚がやわらかくなります。やり方はとても簡単です。
【1】 コットンにオイルを浸し会陰の部分に当てます。
【2】 下着が汚れないように、ナプキンなどをあて、30分~1時間浸透させます。
会陰マッサージの効果は、会陰の裂傷予防だけでなく、赤ちゃんの出口である膣や会陰に実際に触れて、出産時の心構えや出産のイメージがついてくるという効果もあるようです。
出産に向けての準備として、試してみてくださいね。
引用参考文献
助産雑誌 72巻12号 (2018年12月 pp.936-937)
竹内翔子 「会陰裂傷は会陰マッサージで軽減できる?」
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。
病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」