子どものしかり方がわからないママが急増中!シーン別上手なしかり方
と終了します。
【2】友だちのおもちゃを取り上げる/2歳1カ月
自分は別のおもちゃを持っているのに、友だちのおもちゃが気になり、強引に取り上げてしまうことがあります。これはこのころの子どもによくあることなので、心配しなくて大丈夫です。
友だちの使っているおもちゃを取り上げたときの声かけとしては、「返しなさい!」「意地悪しないの!」ではなく、「〇〇ちゃんが今使っているから後で借りようね」です。そしてお友だちにおもちゃを返しながら「このおもちゃ、後で貸してね」と子どもと一緒に言います。
【3】手を振りはらい急に走り出す/2歳11カ月
この時期はしっかり歩けるようになるので、手をつないで外で歩いているときに、急に手を振りはらい、走り出すことがあります。周りをよく見ずに走るのでヒヤッとしますよね。
危険なことは、まずはやめさせることが第一。その上で、してはいけない理由を伝えることです。「ママにしかられたからしない」ではなく、「危険なことだからしない」ということを子どもに伝えなければいけません。「走らない!」「手をつなぎなさい!」だけではなく、「車が来るから危ない」「車が来たらどうなるか」ということを、簡単な言葉でハッキリと子どもに伝えることが大切です。
子どもに声かけする言葉を少しだけ変換するだけで、言葉をかけられる子どもの気分が変わりますし、何より言葉をかけるママの気持ちが変わります。普段思わず言ってしまう言葉を出す前に「あ、この言葉、別の言い方ができないかな?」と一瞬考えてみるだけで、「しかる」が変化します。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
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