もう、なんでできないの!そのイライラ「まだ早すぎること」が原因かも
トイレがうまくできない、着替えに時間がかかる、英語を習わせてみたけど、ちっともちゃんとやらない……。毎日忙しい中、子どものためにやっているのに、子どもがちゃんとやらない! できない! と感じるとイライラしていませんか?
それはもしかしたら、まだお子さんにとって、やり始めるのが早いのかもしれません。
“親が何でも早くさせすぎる”のはよくないことも
まだまだ早いと思っていても、3歳くらいになると、子どもはママのマネをしていろいろなことをやりたがるようになります。
たとえば、3歳の子がフライの衣付けの手伝いをしたいと言いました。小麦粉をつけて、卵をつけて、パン粉をつけて……。小麦粉やパン粉はあたりに飛び散り、手はパン粉などでぐちゃぐちゃ。さらにそんな手でつけたフライもぐちゃぐちゃ。子どもの顔は真剣そのものです。
でも、早くご飯を作ってしまいたいママはイライラして、「なんでこんなに汚くするの!」とつい怒鳴ってしまいました。
3歳くらいになると、口の達者な子はいっぱしの口を聞くようになり、ママの言うこともおおよそ理解するようになります。それゆえ、ママとしてもやらせればうまくできると思ってしまいます。
しかし実際は、初めてすることでもあるし、頭の中でイメージはできていたとしても手先や理解がついてこないことがほとんどです。
でも、その子が6歳になったらどうでしょう。3歳のころがうそのように、とても上手に衣をつけていきます。
その子にあった月齢を考える
おむつをはずす時期は昨今、だいたい2〜3歳といわれています。幼稚園に入園する際、おむつがはずれていなければならないということもあるので、その場合はやむを得ませんが、そういった制約がない場合は、そのころにおむつを卒業できていないとママとしては焦ってしまいますよね。
でもよく言われるように、大人になってもおむつがはずれない子はいません。その子にとってはまだ、おしっこをする・しないのタイミングを掴むのが難しいのかもしれません。
勉強なども同じです。
ひらがなや計算を早いうちから教えても、ママの説明がよくわからない場合がほとんどです。関心を示したとしても、ママにとっては当たり前の基本が子どもにはわからないので、その子がどこまで理解しているのかを把握した上で教えないと、ママはイライラ、子どもはちんぷんかんの状態をつくってしまいます。