こんなところに危険が!家の中での「危ない!」から赤ちゃんを守る方法
こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんは一日の大半を家の中で過ごします。家の中に入れば安心というわけではなく、家の中でも事故が起きます。そのほとんどが、大人が少し目を離したとき。だからと言って、24時間ずっと赤ちゃんから目を離さず生活することはできません。だからこそ、事前の対策が必要です。
月齢別のよくある事故
0~6カ月ごろは、窒息事故、転落事故に注意が必要です。赤ちゃんの顔にタオルがかかったら自分で取り除くことができません。
7~11カ月ごろは転落事故、誤飲に注意が必要。自分で動くことができるので、階段などに上ろうとして転落することもあります。また、何でも口に入れる時期なので、赤ちゃんの過ごす部屋の環境を赤ちゃん目線にします。
1歳ごろは、転倒、やけど、溺れるなどの事故が増えてきます。赤ちゃんの成長によっても配慮するべき安全が変化します。
寝室での事故対策
まずは、寝室の環境を考えてみます。赤ちゃんが寝ているからと言って、「安心」ではありません。大人の目が離れるのが長くなるのが寝ている時間。
赤ちゃんが動かないからと言って、ベビーベッドの柵を下げたままにしていませんか? おむつを替えた後、うっかり柵を上げ忘れていませんか?「すぐ戻るから」と柵を下げたままにしている間にベッドから落ちることも……。必ずベッドの柵は上げてください。
また、つかまり立ちが始まると柵の高さが気になります。寝ていたと思ったら起きてつかまり立ちをしていることもあります。つかまり立ちが不安定なときは、ベッドの中でひっくり返ることもあります。
赤ちゃんが寝た後も寝室は締め切らず、赤ちゃんが寝ている様子をすぐに見れるようにしておきましょう。もし赤ちゃんがうつぶせ寝をしていたら仰向けに戻してあげること、また、赤ちゃんが引き寄せて口を塞ぐことを防ぐために、赤ちゃんの寝ている周りにはぬいぐるみやタオルなどを置かないことなどに注意しましょう。
水回りの事故対策
・お風呂
赤ちゃんは、ほんの少しの水でも溺れてしまいます。
洗面器にたまった水でも、そこに顔をつけてしまったら溺れてしまいます。ママが体を洗っているときに、湯船のふちに立たせていたら身を乗り出して湯船に落ちることもあります。