子育て情報『泣き止ませなくてOK?赤ちゃんを抱っこするタイミングや目安について【保育士が解説】』

泣き止ませなくてOK?赤ちゃんを抱っこするタイミングや目安について【保育士が解説】

特に、泣いている赤ちゃんはのけ反ることもありますので、落とさないように支えるのが大変です!だからこそできる限りラクな姿勢での抱っこができるといいと思います。

私が保育所でしている、泣いている赤ちゃんを落ち着かせる抱っこのコツは「まるく抱く」こと。横抱きで写真のように腕で赤ちゃんを丸く包んであげます。

抱っこするときのポイントは
・赤ちゃんの背中が丸くなっていること
・ママと赤ちゃんの身体を密着させること
・「元気な声で泣いているね」など、声をかけながら抱っこすること

赤ちゃんの手にママの指を入れて握ってあげると、手が「ビクッ!」と動くときにビックリしなくて済むので、安心して徐々に落ち着く子も多いです。

抱っこせずに泣き止ませる方法は?

抱っこせずに泣き止ませる方法もあります。よく「この音を聞かせると泣き止む」などもありますが、音以外にも赤ちゃんを泣き止ませる方法があります。

それは、泣いている赤ちゃんのそばに行って、優しくトントンするだけです。普段から赤ちゃんに「抱っこじゃなくても安心できるんだよ」ということを少しずつ伝えていきます。
例えば、赤ちゃんの手が温かくなって眠そうなときや、夜寝ているときに小さい声で「ふにゃふにゃ……」と泣くタイミングがあります。そのサインを見つけたら、すぐ抱き上げるのではなく、身体をさすったり優しくトントンしたりしてみます。

抱っこではなく優しくトントンされることで、寝たり落ち着いたりすることを経験しているうちに、「抱っこでなくても安心できる」と赤ちゃんが知っていくのです。

赤ちゃんが泣き出しても、まずはママが慌てないこと。「泣いても大丈夫!ちょっと待ってもらおう」くらいの気持ちで対応してみましょう。

著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。
離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」

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