起こさなくてもいいの? 夜間授乳「する」「しない」のラインを解説!
こんな場合は起こして授乳がおすすめ
新生児のうちは、一回の哺乳量が少ないため、授乳回数が少ないと1日の飲むトータル量が減ってしまうことがあります。そのために、生後1カ月までは4時間以上眠ってしまうようでしたら起こして授乳することが必要です。また、生後6カ月未満であれば、6時間以上授乳間隔が空く場合には、起こして授乳するようにしましょう。
その他に起こして授乳したほうがいい場合としては、
・体重増加が1日18g未満。成長曲線を下回っている
・出生時の体重が、2,500g未満で早産、または心疾患や内分泌疾患などの何か病気がある
・離乳食を1回食で始めたばかり、またはあまり食べない
・ママが母乳量を増やしたい、今の量を維持したい
・ママが乳腺炎などの乳房トラブルを繰り返している
・授乳間隔が空くと張ってつらい。授乳の代わりに搾乳をする場合、搾乳ができない、または搾乳を大変に感じて起こして授乳させるほうがラク
赤ちゃんがぐっすり眠っていると、せっかく眠っているのに起こすのがかわいそうに感じたり、もっとママも眠りたいという気持ちがありますよね。ママと赤ちゃんの状況に合わせて、夜間の授乳の負担が減るといいですね。
<参考>
メディカ出版母乳育児支援ブック篠原和子
「授乳の頻度と長さ」
作画/はたこ
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。
病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
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