2020年10月26日 18:30
赤ちゃんに「転倒防止リュック」は不要です!【3児ママ小児科医のラクになる育児】
うちの子はテーブルの脚の角にぶつけて縫合が必要なほど切れてしまったことがあるので、みなさんも気をつけてください。
危ない事故2:溺水
水の事故は、水の多い少ないに関わらず危険です。お風呂や洗面器に5cmくらい水が張ってあるだけでも、溺水の事故に起こることがあります。
お風呂の水は溜めっぱなしにしない、自分が体を洗っているときは湯船に入れない、洗濯機のフタはきちんと閉めてチャイルドロックをするなどの対策をしましょう。
子どもに「お風呂は滑る」ことを知ってもらう
「お風呂は滑る」と言われても、経験のない子どもには伝わらないもの。滑るとはどういうことを知ってもらうために、支えながら滑る感覚を体験させるのも良いかと思います。
自分が体を洗うときなど、一瞬でも目を離す隙があるときは、子どもを湯船に入れず、首浮き輪なども使わないようにしています。
ポイントを決めて完璧を目指さない!
1歳弱から3歳未満までの赤ちゃんは、危険意識がない割りに行動力はすごくあるので、事故を経験しない子はいないくらい安全対策は大変です。
私は結構おおざっぱな性格なのと、子どもに自分で失敗しながら学んでほしいと思っていたので、大怪我や危険な事故の可能性を予防しつつ、命に関わらないものは、ある程度「しょうがない」と腹をくくって子育てしています。子ども自身にさまざまな体験をさせて学んでもらいながら、親も子も成長していけるといいなと思っています。
監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。
一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
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