保育園で大人気なのはコレ! 現役保育士がおすすめする冬に楽しめる絵本
と何度も何度も読んだ経験のある方も多いのではないでしょうか? ちなみに、福音館書店のHPでは、ぐりとぐらのカステラのレシピが紹介されています。
『ぐりとぐらのおきゃくさま』は、ぐりとぐらが森の中で雪合戦をしているときに、大きな大きな足跡を発見するところから始まります。その足跡をたどっていくと、たどり着いたのはぐりとぐらの家。家のなかには、大きな長靴や真っ赤なオーバー、マフラーや手袋などがかかっていて、「いったい誰なの?」と思ったら、真っ白なおひげのおじいさんがケーキを作って待ってくれてい他のです。おじいさんの正体は?
登場するケーキが、またおいしそうなんです! 楽しかったクリスマスの思い出を話しながら、冬の間何度も読み返したくなる1冊です。
『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』(ひさかたチャイルド)
トンネルのむこうはどんなかな?
でんしゃはきょうもはしっています。
やまからうみへ。
うみからやまへ。
雪がしんしんとふる、やまのむらから、二両編成の電車がトンネルを何度も抜けて、うみのえきまで向かいます。トンネルを抜けるたびに景色が変わっていく様子に季節の移り変わりが感じられる絵本です。目的地のうみのえきには菜の花が咲いていて、少しずつ春がやってきていることがわかります。
この本のおもしろいところは、うみのえきにたどり着いたあとに、絵本をうしろから読むことができること。うみのえきからスタートして、やまのむらに戻ることができます。行ったり来たりしながら、何度も絵本を楽しむことができるのです。
冬をテーマにした絵本は数多くありますが、今回紹介した絵本は子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる絵本です。ぜひ、手に取ってみてくださいね。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。