子育て情報『ナプキンが…ない!家にもお店にも…【知ってほしい生理×震災のリアル】 #これから私は』

2021年3月23日 22:20

ナプキンが…ない!家にもお店にも…【知ってほしい生理×震災のリアル】 #これから私は

東日本大震災からまもなく10年。イラストレーターのアベナオミさんは、当時、夫と1歳7カ月の息子さんの3人で宮城県仙台市近郊の利府町で暮らしていました。被災したアベさんは震災翌日に生理に。ライフラインがストップするなかの生理で、何に困ったのか、そしてこれからどどう備えるべきなのか……。体験を綴ります。

イラストレーターのアベナオミさんは、2011年3月11日、宮城県仙台市近郊の利府町で東日本大震災を経験。当時、長男の豆キチくんは1歳7カ月でした(現在は、二男アンチョビくん、長女モナカちゃんが生まれ、3児の母)。

アベさんは、震災翌日に生理に。
電気・ガス・水道といったライフラインがストップしているなか、生理ではどんなことに困ったのか、そしてこれから、どんなことに備えるべきなのか……。あまり語られることのない「震災と生理」についてリアルな状況と、経験者だからこそ、皆さんに知っておいてほしいこと、備えておいてほしいことについて教えてくれました。

震災翌日に生理に!!そんな私がみんなに知っていて欲しいこと


地震が起きようが、断水しようが、大震災が起きたって、生理は待ってくれません。


震災翌日に生理に!!そんな私がみんなに知っていて欲しいこと


まさかのまさか!! 私の場合、経血のピークが1日目の夜~2日目の朝だったので、もう絶体絶命!

震災翌日に生理に!!そんな私がみんなに知っていて欲しいこと


わが家は夫婦それぞれ車を持っていましたが、夫の車は会社の近くで津波に流されてしまい、車と車の間に挟まったまま……。私の車はガス欠寸前。実はガソリンを入れに行こうと出発したときに地震が発生したのです。

そしてこのとき、道路は停電で信号が止まり、渋滞が発生していました。車のガス欠を防ぐため、私たちは歩いて買い物に行くことに……。


震災翌日に生理に!!そんな私がみんなに知っていて欲しいこと


震災翌日は、在庫のある限り、まだ商品を販売しているお店がたくさんありました。しかし、在庫がなくなったら閉店。そして、その状態は、物流が戻るまで、しばらくの間続いたのでした。 

震災翌日に生理に!!そんな私がみんなに知っていて欲しいこと


いろいろと探し回りましたが、トイレットペーパー、紙おむつ、生理用ナプキンはどこのお店にもなく……。しょんぼりしながら、帰りました。

帰り道の空に立ちのぼる黒い煙は、津波で発生した火災の煙です。きっと沿岸部はもっと大変なことになっている……そう思うと、ナプキンがないくらいでメソメソできない……と思い、ナプキンがないつらさは声に出しづらかったです。

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