諦めていた子育て。パートナーに想いを打ち明けた結果、思いもよらぬ言葉が…【新しい家族のカタチ】
するとパートナーは「私も子育てを諦めていたんだよね。自分の特性とか、いろいろ含めて考えると難しいのかなと思って。でも本当は、私も子育てしたいと思ってる。できればたくさんの大人たちに囲まれた子どもを育てたいって。一緒に責任もって子育てしたい。」と言ってくれたのです。ひとりで悩んだり諦めかけたりしていたけれど、思い切って話してみたらパートナーも同じ気持ちだった……。このことを知って、人生の変わる音が聞こえたような気がしました。
現在は、パートナーが妊娠に向けて準備をしています。
もちろん私も妊活や出産について勉強しているところです。まずは友人に精子提供してもらう予定ですが、もしパートナーの妊娠が難しければ里子を育てることも視野に入れて、里親制度についても学んでいます。
将来的には実子か里子かに関わらず、パートナーや同じ想いをもつ友人も含めた皆でファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)を運営して、多くの親で多くの子どもを育てていければ……と夢を膨らませている日々です。思い切って自分の想いをパートナーに打ち明けてみて本当によかったと思っています。
※個人間での精子提供・人工授精は経歴詐称や感染症、生まれた子の将来に近親婚などのリスクがあります。
著者:上村沙紀子
バツイチのLGBT当事者。文筆家・編集者として活動中。趣味はボルダリングとポールダンス。
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