<保育園トラブル> 「お金も気力も時間もない…」何のために働いてる…?つらさが込み上げ思わず…
新しい保育園へ移ったはちみつこさんは、意地悪な同僚や交通費の赤字、理不尽な仕事の分担、園長先生からの嫌味など様々な問題に悩まされます。さらに、何時に勤務を開始しても、皆んなが帰る夜の19〜20時くらいまで帰れない黒井奈保育園。早番の6:30〜15:30勤務でも同じこと。谷先生とはちみつこさんは早い番ばかりのシフトで、拘束時間がとんでもないことになっていました。そして、ようやくやってきた初給料ですが、明細を見て……。
初給料の明細書を見たはちみつこさんは、不自然な点を見つけます。蓋を開けてみると求人票に書かれていた金額よりも3万円ほど低く、貯金を崩すことになりそうです。“年に2回ボーナスが出るから、それで帳尻を合わて、1年頑張ったら辞めよう”と心に決めます。
虚しさが込み上げて
園長が来ない日は、いつもよりちょっと早い19時に園を出られるのですが、先輩の九条先生とバスがかぶるので、陰口を聞き続けるのが地味にしんどいのです。
気を使ってスマホも見ることができないので、保育士仲間のかなちゃんからのメールにも気付くのが遅れてしまいました。
“本来なら16:30までの勤務で会うことができたはずなのに……。
お金がない。自分の時間がない。休日は出かける気力も残っていない。貯金を切り崩しながら何のために働いているんだろう”
ふと虚しくなって、泣きながら家まで帰ったはちみつこさん。
連絡をくれたかなちゃんとめぐちゃんは、はちみつこさんの保育科の学校からの友達です。
仲の良い友達からの連絡で、張り詰めていた緊張の糸が切れてしまい、そこから一気に気持ちが折れてしまったようです。
著者:マンガ家・イラストレーター はちみつこ
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