2022年11月7日 18:20
「私が娘の幸せを奪おうとしてる?」離婚したら悲しませてしまう?笑顔の娘を見た妻は困惑して
妻が離婚を決意し実家へ娘を連れて帰ってしまった。その後地震が発生し、妻子と義両親は伯父の家で生活。夫は新幹線で家族の元へ通いながら、家族との時間をつくっていった。夫は少しずつ娘に向き合うようになったものの、妻はまだ今後どうするのか決めかねていた。
ある夜、夫と妻は当時のことを話し合った。
妻は自分の気持ちに正直になって、今度こそ夫にしっかり伝えようと決めた。しかし、謝罪する夫から出てくるのは、自分や妻の話ばかり。娘に無関心な人だとわかっていたけれど、やはり悲しみが大きく、ショックを受けた妻。
「もうこの人とは無理だ。結のことを考えてくれない人なんて、いらない」
夫に絶望した妻は、離婚する決意を固めた。しかしその直後、夫を見つけた娘が嬉しそうに歩み寄り、笑顔でぎゅっと抱きしめている様子を目の当たりにして、心が揺らいでしまう。
私が「結の幸せ」を奪おうとしてる?
「このまま父親と離してしまったら、結に悲しい思いをさせたり、我慢させてしまうことがたくさんあるかもしれない」
「幸せになってほしいと言いながら、その幸せを奪おうとしてるかもしれない」
あまりにも嬉しそうな娘の表情を見て、『離婚したほうが娘のためになる』という確信が持てなくなってしまった。
「結のことを考えてくれない人なんていらない」そう思っていたけれど、結から父親を取り上げることは、結の幸せを奪うことになってしまうのかもしれない。
妻は困惑してしまって……。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
「嫌な予感…」夫がスマホを見ながらニヤニヤ。怪しさを覚えて覗いてみると…!?