「私は何度も救われたんだ…」美人な社長夫人がパン工場で働く意外な理由とは?<ママ友に嫉妬>
とあるパン工場に勤務する3人のワーキングマザーの群像劇です。パン工場の物流部パートで働く、5歳男児の母・雨宮涼香さん(32歳)のお話です。
同僚の百瀬雪から「社長夫人で、美人」という理由で、一方的に妬まれている雨宮さん。職場の男性陣からも「美人」「高嶺の花」と言われるルックスを持つ彼女も、実は悩みや憧れを抱いていて……。
美人な社長夫人がパン工場で働く理由とは?
雨宮さんが心待ちにしていたお昼休み。大好きなパンが食べ放題とあって、心躍ってしまいます。
子どものころ、母子家庭だった雨宮さんは、給食に出てきたこのパン工場のパンに何度も救われ、就職することにしました。
雪は雨宮さんのことを「お金があって、働かなくてもいいのに、パンが好きだからなんてふざけた働いてるなんて……こっちは生活のために働いてるのに!」と、その「働く理由」について苛立ちを見せていましたが、雨宮さんがパン好きなのは「パンが貧しい時代を支えてくれた」という理由があったからなのでした。
働く理由も、事情も、人それぞれ。
私たちが見ているのも、その人のほんの一部分に過ぎないかもしれませんね。
著者:マンガ家・イラストレーター きなこす
「一人くらいママ友がほしい」人と話すことが苦手な美人ママ。突然話しかけられ転機が<ママ友に嫉妬>