子育て情報『人気のベビーベッドで計100名以上が死亡事故!安全で正しい使い方とは?』

人気のベビーベッドで計100名以上が死亡事故!安全で正しい使い方とは?

1月9日、アメリカのベビー製品大手フィッシャープライス社が、2019年にリコールした揺りかご型乳幼児用ベッド「ロックンプレイスリーパー」のリコールを再度発表しました。

フィッシャープライス社の「ロックンプレイスリーパー」とは?

フィッシャープライス社は1930年にアメリカで誕生し、乳幼児玩具部門では世界No.1の売り上げ、シェアを誇ると言われている会社です。

フィッシャープライス社の製品である「ロックンプレイスリーパー」は簡易的なベビーベッドのような製品で、赤ちゃんを寝かせるとゆらゆら揺れる機能があります。組み立てが簡単で折りたたむこともでき、赤ちゃんを寝かせるシートも洗濯機で洗濯も可能などの特徴があります。


リコールの原因は?

最初のリコールは、2009年の発売以降、「ロックンプレイスリーパー」で寝ていた幼児が寝返りを打った際に事故が起き、30人を超える幼児が死亡したためでした。

当時、フィッシャープライス社の発表を受け、日本でもリコールの報道がなされたほか、消費者庁や経済産業省で「ロックンプレイスリーパー」が手元にある人は直ちに使用を中止するよう、注意喚起をしていました。また、日本でフィッシャープライス社の製品を取り扱っているマテル・インターナショナル株式会社は、「これまで日本国内では、正規輸入および販売されていた実績は一切無いことを確認している」と公表しています。

しかし、さらに海外で約70件の死亡例が報告され、うち少なくとも8件はリコール後に発生したとのことで、2度目のリコールに至りました。

死亡事故の原因は?

「ロックンプレイスリーパー」による死亡事故は、取扱説明書の使用方法に従わなかったことが原因にあるようです。「ロックンプレイスリーパー」の使用時期は、寝返りを打てるようになる前まで、また、使用する際には赤ちゃんを固定するベルトを使用することになっていたとのことです。

赤ちゃんが寝返りできるようになる時期の目安は、生後5〜6カ月ですから、明らかに「ロックンプレイスリーパー」の使用時期(寝返りを打てるようになる前まで)から外れていたことがわかります。たとえ赤ちゃんが寝返りを打てたとしても、固定ベルトを使用していれば防げていたかもしれません。
また、寝返りができる赤ちゃんが窒息のため死亡した要因には、「ロックンプレイスリーパー」

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