子どもの無邪気な言動に大人がびっくりさせられることは、よくあると思います。息子が幼稚園に通っているころの悪気はないんだろうけど……と、ちょっとドキッとしたエピソードをご紹介します。
子どもの無邪気さにドキッ!ママの顔って…
息子が幼稚園に通っているころの話です。ある日、私がテーブルで化粧をしていると、その様子を向かいの席からじっと見ていた息子が、 「なにしてるの?」 と身を乗り出して尋ねてきたのです。私は 「お化粧してるんだよ」 と答えました。すると息子は 「おけしょうってなに?」 とまた聞いてきました。 「お顔をきれいにするんだよ」 と答えると、息子は私の顔をじっと見つめた後、一点の曇りもない瞳をこちらに向けたまま 「きたないの?」 と尋ねたのです。 私は一瞬言葉を失いましたが、笑顔で 「きたなくないよ。
きれいだけど、もっときれいにしてるんだよ!」 と答えました。息子は 「へー。」 と感心し、納得した表情に。
次の日からは、私が化粧をしていると、 「もっときれいにしてるの?」 と相変わらず曇りのない瞳で、うれしそうに聞いてくるようになりました。私は苦笑いをしながら、 「うん、そうだよ。」 と答えました。
言葉選びの難しさを実感
わかってはいたつもりですが、子どもは本当に思ったままのことを口にするんだなぁと実感した出来事です。他人には言わないほうがいいことは、その都度教えてあげようと思いました。
そんな息子も今年、小学生を卒業します。少し前にこの話をしたら、面白そうに笑いました。
そして化粧をしている私の近くにやってきて、今度はいたずらっぽい顔で、 「もっときれいにしてるの?」 と聞いてきました。
12歳と9歳の2児の母親です。
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