主人公の加奈子は夫・圭太と小学4年生の息子・想太の3人家族。結婚後は夫のモラハラ発言に悩まされる日々を送っていました。そんなある日、夫に内緒で買った宝くじの当せん結果をこっそりと確認した加奈子。すると、持っていた宝くじの番号が、3億円の当せん番号と一致していて……!?
3億円の当選を確認! しかし、その事実は胸にしまい込んで…
「えぇ~……今日も残りのカレー?」
「こらこら、お母さんが
せっかく作ってくれたんだから文句言わない」
息子がカレーを食べて食卓を離れると、
夫は口を開きます。
「こんなこと言いたくないけどさ。
ご飯くらいちゃんとしようよ。
ほんと手を抜くのだけは一流なんだから」
「……ごめんね、気を付ける。
あ、ちょっとトイレ行ってくるね」
トイレに移動すると、
再び宝くじの当せん番号を確認する加奈子。
(うん、間違いない……!! 当たってる)
(このお金はあの人に渡さない)
心の中でそう頑なに決意をするのでした。
◇◇◇
息子の前では「お母さんがせっかく作ってくれたんだから」と言っておきながらも、息子がいなくなると、「手を抜くのは一流」と嫌味を言い始めた夫。こんな嫌味を毎日言われていたら、家にいても休まらず、相当ストレスが溜まりそうですよね……。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
<3億円当たった主婦>外面がよく、周りの評価は高い夫。しかし現実は妻を見下すモラハラ夫で!?