2023年5月26日 23:20
「命令だ!」夫や義母に罵倒される日々。無謀な小学校受験の果てに<家族と子ども捨てていいですか>
幼少期からつらいことばかりだった、さつきさん。性的暴行をする父、助けてくれない母というとてもつらい家庭環境の中で育ちました。大人になったさつきさんは、職場で出会った淳さんとの結婚を機に、実家を出て義母と同居。長男も生まれました。しかし、父のことを思い出すため、淳さんから誘われても断る日々が続き、ある日淳さんに問い詰められます。意を決してさつきさんは父から性的暴行を受けていたことを打ちあけますが聞いた途端、淳さんはよそよそしい態度に。さらには、いつの間にか義母もそれを知っていて……。
もう家族なんていらない
義母から「実の父親と通じたふしだら女」などと罵倒されてしまった、さつきさん。
さつきさんの過去を知ってからというもの、夫も義母もさつきさんに対して冷たい態度をとるようになりました。
※息子→孫
発育がゆっくりめで、文字がまだ読めない息子・健太くんに小学校受験を強要した淳さん。
健太くんは不合格になってしまいますが、淳さんと義母はそれを嘲笑。
息子にまで冷たくあたる夫や夫の味方ばかりする義母に、さつきさんは限界に達し「もう家族なんていらない」と絶望してしまいます。
◇◇◇
息子の小学校受験を機に、さつきさんの絶望感がピークに達してしまいました。
ひとりで子育てをして誰よりも息子のことをわかっていたさつきさんにとって、受験後の夫や義母の心ない言葉はどんなにつらかったことでしょう。「家族を捨てたい」というネガティブな気持ちになってしまうのも仕方ないのかもしれません。
信頼できる人がいない中での子育ては大変で、つい気持ちがふさぎ込んでしまうこともありますよね。少しでも気持ちが暗い方向にいっているなと感じたら、行政の相談窓口への問い合わせなどを利用する選択肢もあるので、ひとりで抱え込まず「誰かに話す」という一歩を踏み出してみることも大切かもしれませんね。
著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
「この地獄が終わったら…」人生に絶望した母が叶えたい夢とは… <家族と子ども捨てていいですか>