「ブランドのバッグ♡」何かがおかしい…義母からのプレゼントを自慢するママ友<お金をせびるママ友>
教室に入ると、さゆりさんとさとこさんが何やら盛り上がっていました。
「すっごーーーーい! うらやまし〜! 信じられな〜い!」
歓声をあげるさとこさん。
「なんの話をしてるんですか?」
かなこさんが声をかけると、「見て♡ このバッグ♡ 義母が家に来てるって言ったでしょ? お土産だって買ってきたの♡」と、さゆりさんはハイテンションでブランドもののバッグを見せびらかしてきました。
「え……すごいね……」
ぎこちない反応のかなこさん。「義母にいびられてるの……。娘のこと奪われるかも……」そう涙していたさゆりさんを思い浮かべていました。
「一体なんだったの……?」
「うちの姑って会社何個も経営しててさ〜。しょっちゅうプレゼントくれるんだよね〜」
自慢げに話すさゆりさん。
「えっ、大地主なんじゃないの? なんか……おかしくない?」
さゆりさんの家庭事情をとても心配していたかなこさん。先週、カフェで聞いた話とつじつまが合わず、不信感を抱いてしまうのでした。
「義母にいびられている」と泣いていたとは思えないほど、楽しそうに義母からのプレゼントを自慢していたさゆりさん。かなこさんはさゆりさんの家庭事情をとても心配していました。「一体なんだったの……?」と不信感を抱いてしまってもしょうがないように思います。
さゆりさんには何か裏があるのか、それとも、またしても何かつらい事情があるのか……。いろいろと勘ぐってしまいますね。どちらにしても、純粋に「友だちを支えたい」と思っていたかなこさんの気持ちが裏切られないことを願うばかりです。
著者:マンガ家・イラストレーター もち
「疑いたくない…」話のつじつまが合わないママ友にモヤモヤ!問いただすべき?<お金をせびるママ友>