「もう信じるしかない…!」病院なら最悪、何が起きても…自分に言い聞かせ<不安だらけの妊娠記録>
穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。里帰りをして、久しぶりに実家での生活を楽しんでいるみかんさん。出産を間近に控えたある日、いつものように両親と食事をしていると「パンッ」という音とともに、生暖かいものが流れてきます。初めてでも尿漏れとは間違えないくらい、ハッキリとわかる破水でした。急いで病院へ連絡をし、両親の完璧なサポートを受けながら入院準備を済ませて病院へと向かったのでした。
病院に向かう途中、陣痛のような痛みを感じ始めますが、まだ生理痛程度なのでそこまでつらくはありませんでした。それよりも気になるのが、どんどん流れ出てくる羊水の量。お母さんが準備してくれた大人用のおむつだけでは漏れ出してしまいそうな不安から、到着後とっさに車の座席に敷いてあったバスタオルを股に挟み込んで中へ入って行くと……!?
けっこう順調?と期待したけど、甘かった…
※検診→正しくは「健診」
※NST(ノン・ストレステスト)とは、赤ちゃんの心拍と母体のおなかの張り具合を見る検査のこと(※通常は直接おなかに装着します)。分娩監視装置という器械でグラフ化し、赤ちゃんが元気かどうかを確認する方法です。
破水して陣痛も来ているということは、「順調にお産が進んでいて、子宮口も5センチくらいは開いている?」「もしかして、スポーンと産まれるパターン?」と期待していたみかんさんですが、内診をしてもらうとまだ子宮口は3センチしか開いておらず、考えが甘かったことを思い知らされます。
とはいえ、赤ちゃんは元気だということがわかり、「何があっても大丈夫」と心を落ち着かせるみかんさん。産院のスタッフはやさしく声をかけながら笑顔でテキパキと動いてくれて、「あとは産むだけ!」という環境を整えてくれました。
「夜勤で忙しいはずなのに、すごいなぁ……」と、感謝の気持ちでいっぱいです。入院直後はまだ陣痛もそこまで強くなかったこともあり、夫と連絡を取り合いながらお産が進んでいくのを待つのでした。