「女の地獄…」家がないまま出産!? 仕事を理由に子育てを拒否した父親<恋愛依存のシングルマザー>
りなに怒鳴るさえの声で、起きてきた母。「お母さん! 私もう本当に無理!」とさえは、半泣きで訴えます。
「こんな生活、無理だよ! 感謝するならまだしも、恩を仇で返すような態度されて、我慢できるわけない!」
限界に感じるさえに母も納得し、「仕方ないから、お母さんがりなの家に泊まることにするわ」と提案します。りなに家がどこか尋ねると……。
「私……家ないんだよね。出産するまでは、キキのパパのとこに住んでたの」
しかし、「仕事が忙しいから子育てはできない」と言われたそう。そして、「家は探してくれているものの、なかなかいいところがない」と説明するりな。
りなの話に青ざめるさえですが、それ以上に感情的になっていたのは母でした。
「なによそれ!! なんなのその男……人の大事な娘を……許せない! 子どもを産ませて追い出すなんて! ひどすぎる!」
号泣してしまう母。
「これは……女の地獄だ……」
その日、泣き叫ぶ母をなだめ、さえと母は一緒に眠るのでした。
出産前のりなの生活がよくわからないままでしたが、まさか、家がない状態で子どもを出産していたとは驚きですね……。「仕事が忙しいから」と子どもを認知することも、子育てに参加することも拒否した父親。りなの母が泣き叫んでしまうのは当たり前で、そのくらいショッキングな出来事です。
「別に心配はないんだけど……」と、あまりにのんきに構えているように見えるりな。母に心配ばかりかけてきましたが、りなも母親になった今、これ以上母を悲しませることがないよう、自立して生活できるといいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター もち
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