2023年9月22日 23:20
「もう生きていけない」借金苦で布団に火をつけた母→怖すぎて私の体は固まって<母に嫌われていた私>
夫と3歳の娘みーちゃん、1歳の息子はーくんと暮らす和栗ぐりさん。家庭が貧しく、お母さんに怒られてばかりだったぐりさん。壮絶な子ども時代を過ごしたぐりさんは、「良いママ」がわからずに子どもたちとどう接したらよいのかと悩んでいました。
ぐりさんの育った家は貧しく、お母さんは早朝から働きに出ており、お父さんは船の仕事でなかなか帰ってきませんでした。さらに、お父さんがギャンブルで作った借金をめぐり、たびたび両親は大喧嘩。そして、ついに両親の殴り合いの喧嘩を目にしてしまいます。
ある日、「ドンドン」と玄関のドアを叩く音が。それは借金の取り立てだったのです―。
ライターとクッションを手にしたお母さんは…
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ぐりさんのお母さんは、怒ると子どもにも手を上げる人でした。はだしで外に追い出されたぐりさんの救世主はいつもお父さん。しかし、お母さんが自分たちのためにがんばってくれているのを、幼いぐりさんはわかっていたのでした。
そんな両親が殴り合いの喧嘩をして、「離婚しよう」と言い出す事態に。
幼いぐりさんは「離婚なんてしないでよ」と泣きながら引き止め続けます。そんなことを繰り返すうちに、ぐりさんは自分の行動ひとつで次は本当に両親が離婚するかもしれない、という不安でいっぱになっていました。
そんなある日、ぐりさんの家に借金の取り立てがやってきます。実は、前から差し押さえの手紙を受け取っていたお母さん。ローンも組めず、貯金も底をついた今、お母さんは限界を迎えてしまったのです。
お母さんがクッションに火をつける様子をただ見ていたぐりさん。「これ、一家心中ってやつじゃん」とすぐに思い当たりますが、恐怖で言葉が出てきませんでした。しばらくして、我に返ったお母さんがクッションを何度も叩きつけて鎮火。
ぐりさんはただ泣き叫ぶお母さんを見守ることしかできないのでした。
一家心中しようとするお母さんを目の当たりにして、恐怖で動けなくなってしまったぐりさん。お母さんは途中で思い直したようです。