我が家は共働き家庭で、私は仕事に家事に大忙しの毎日。夫は家事に非協力的な上、ある日突然私の家事に点数をつけだしたのです。
夫の上司は奥さんの家事にすべて点数をつけ、家事を手抜きできないようにしていると話します。それを聞いた夫は上司に賛同。我が家にも導入することを決めたようです。
お遊びにしてもたちが悪く、私はとても不愉快でした。こちらは共働きで忙しいなか、家事も頑張っているのに……。すこしは認めてもらいたいものです。
手伝いもせずに評価ばかりする夫
点数をつけるのは最初だけかと思ったら、夫は相変わらず私の家事を採点してきます。そんなことをするよりも前に、手伝ってほしいのですが……。
毎日のお弁当は厚意で作っているというのに、SNSにあがっているようなきれいなお弁当を要求してきました。私が家事にかけられる時間は限られており、その時間をやりくりして頑張っているのですが、夫は努力が足りないとか手抜きだとか言ってきて……。そろそろ堪忍袋の緒が切れそうです。
採点を本気でやっていると言う夫ですが、彼の機嫌ですぐ点数が下がるのです。そんなのはお遊びとしか言えず、付き合っていられません。そして、私が0点を取ったら離婚すると宣言。
もうこれ以上彼に付き合えないと思った私は、覚悟を決めました。
0点を目指して…0点上等!
翌日から私は0点獲得を目指すべく、わざと手を抜いて家事に取り組みました。ワイシャツはアイロンをかけずにクローゼットへ、夫が休みの日はお風呂やトイレの掃除をわざと頼みました。ーーもちろん拒否されましたが。
私はなんだか楽しくなってきて、休みの日の昼食をゆで野菜のみにしてみたり、外食ををすすめたり。それでも夫はなかなか0点をつけず……。
しかし、私もここでやめるわけにはいきません。そのまま0点獲得を目指していると、夫はイライラしだしたようでした。
「お前今日の料理2点だぞ?」
「0点で離婚だけど危機感はないわけ?」
離婚になったら困るのは私だと夫は思っているようですが、さて実際はどちらでしょう。
「明日は0点取るつもりだから楽しみにしていて!」
ついに獲得した0点=離婚決定!
帰宅後の夫から連絡がきたとき、私は友人と食事を楽しんでいました。