2023年12月26日 22:55
「一緒に病院へ行ってほしい」覚悟を決めた夫が、妻と一緒に泌尿器科を受診すると…?<一日千秋>
結婚7年目の34歳の翔子は、不妊治療をおこなっていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けたのですが、結局赤ちゃんを授かることはできませんでした。最初は無理矢理笑顔を作っていた翔子でしたが、次第に心の限界を迎えてしまいます。そして2人で相談した結果、不妊治療を一旦休むことを決意。そんな中、夫の不妊治療に対する意識が変わる出来事が起こります。
会社でもうすぐ還暦を迎える部長がパパになる話を耳にした夫は、部長に詳しい話を聞くことに。すると、部長も不妊治療をおこなっていた事実が判明したのです。夫は自分も不妊治療をおこなっていることを打ち明けると、部長は不妊の原因は男性にもあること、さらに精液検査を受ける重要性などを丁寧に教えてくれたのでした。
部長との会話で不妊治療に対する意識が変わり始めた夫。その夜、夫は男性不妊の原因について調べ始めると、自宅でできる精液検査のキットを購入します。キットが届きさっそく検査をおこなった夫でしたが、結果はなんと基準値を下回るものだったのです。
検査結果に落胆する夫。なかなか気持ちを切り替えることができず…
©森脇葵/ビーグリー
©森脇葵/ビーグリー
©森脇葵/ビーグリー
©森脇葵/ビーグリー
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©森脇葵/ビーグリー
©森脇葵/ビーグリー
©森脇葵/ビーグリー
©森脇葵/ビーグリー
岩盤浴から帰って来た妻の存在に気付いていながらも、
精液検査の数字が基準値より
下回ってしまったことに落胆した夫は、寝たふりをしていました。
(あれはあくまで簡易キットの結果であって、
まだそうと決まったわけじゃ……)
翌日、夫は会社で考え込んでいると、
ため息をつくところを上司に見られてしまいました。
「すごいため息だねー。どうした?
何か息詰まった?」
「プログラムの修正とかならまた手伝うよ」
「ありがとうございます」
(プログラムの構成で遺伝子も
操作や修正ができたらいいのにな)