2023年12月3日 23:55
「やっといなくなる…!?」厄介なご近所さんが引っ越し!想いが交錯するお別れ<ご近所トラブル物語>
しかしはなさんには、「やっといなくなる」という気持ちはなく、さまざまな想いが交錯していました。
そして、結局どんな親でも、子どもにとってはかけがえのない親であることを痛感します。はなさんは、幼いサラちゃんから“人を想う大切な何か”を教えてもらったように感じていました。
はなさんとリカさんは、幼少期、親との関係がうまくいっていませんでした。「サラちゃんには幸せに……」そんなことを思っていましたが……。
「ずーっとずーっと仲良しでいようね」
おそろいのキーホルダを見せ合いながら、笑い合うつむぎちゃんとサラちゃんを見ていると「そんな心配は必要ない」と、はなさんも笑顔になるのでした。
自分勝手な言動で、わが子のみならず、ご近所さんにも迷惑をかけていたリカさん。しかし、リカさんなりに思い悩み、子どもの気持ちを思いやれる親になりました。
親だからといって必ずしも完璧というわけではありませんよね。多かれ少なかれ、子どもに悲しい思いをさせてしまうことがあるかもしれません。しかし、はなさんが感じたように、どんな親でも子どもにとってはかけがえのない親であり、唯一無二の存在です。
完璧な親になれなくても、「子どもの真っすぐな気持ちをないがしろにしてはいけない」と、サラちゃんに気付かされますね。
海外に行っても、サラちゃんが家族と幸せに生活していくことを願うばかりです。
著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
<ご近所トラブル物語>「ひとりぼっちの娘が心配」引っ越し先で募る不安…そんな親子を救ったのは!?