SHARP公式アカウントも認めた子どものイタズラに20万いいね!ポジティブ思考が素敵と話題に!
そういうときには、やめさせる場合もあるでしょう。だからといって、子どもの人格を否定したり、過度に怖がらせたりするほど強く叱る必要はありません。行為は叱っても、やさしく接してください。
そして、少しの余裕があれば、その子どものやろうとしていたことを可能な範囲で一緒にやってみてはいかがでしょう。一緒にイタズラ書きをするなんて、とても楽しいことですよね。子どもにとっても、大好きなママ・パパが一緒に遊んでくれるなんて最高です。ただし、最後はきちんとイタズラ書きを消しておいてくださいね!」
子どもにとってイタズラとは?
小崎先生「イタズラを漢字で書くと『悪戯』です。簡単に言うと『いけない遊び』です。
この『悪・いけない』という感覚ですが、これはあくまで大人や社会から見た価値観の表れです。子ども、特に乳幼児からすれば、その善悪の判断や価値観が備わっていないのです。
大人としてはとても困る『イタズラ書き』ですが、子どもからすれば、自分の思いを満たすための活動や、楽しそうという衝動に駆られた行為です。止められるわけがありません。
子どもは、自分の想いや感覚に従って生きていく生き物ですから、諦めるのも一案です」
イタズラを防止するには…
小崎先生「そうは言っても、どうしても防がなければならないときもあるでしょう。
まず、子どもにそれらの判断や行為の良し悪しを任せたり、責任を負わせたりしてはいけません。最初から『ヤツらは何かする! しでかす!』と思い、大人がイタズラできないようにしてしまう、あるいは何かされても致命傷にならないように、環境を整えたり配慮したりすることが大切です。
ラクガキであれば、まずはペンは子どもの手の届くところに置かないようにします。
どうしても置かなくてはいけない場合は、油性ペンではなく、水性ペンにするなどの防衛策を取りましょう。
子どもを信用しても、信頼してはいけないと考えます」
監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘
あの子はなぜクラスで愛される? 専門家が教える、親の “ある習慣”