2024年2月18日 16:00
「愛しているのに…」実の娘に血の繋がりを感じず苦しむ日々。すると娘が…<自分の子だと思えない>
娘・キキちゃんを出産し、母になったわこさん。しかし、キキちゃんのことは自分が産んだはずのに、誰か他の人が産んだ子を預かって育てている感覚がありました。その理由はきっと、全身麻酔で眠っている間に緊急帝王切開が終わり、出産した瞬間の記憶がないからだとわこさんは考えます。
わこさんは元々パニック障害を抱えています。表面上は順調に育児をしていましたが、現実に心が追いついていない感覚があって……?
私がおかしいのかな…
おなかにいた子がキキちゃんだと、頭ではわかっていても感情がついていかないわこさん。
妊娠も出産も大変だったのに、血の繋がりを感じられないのは「何か悪いことをしたからなのか?」と自分を責め始めてしまいます。
また、自分の子だと思えてないことがキキちゃんに伝わり、心の成長に悪影響があるのではないかと不安に思う気持ちもありました。
しかし、キキちゃんが成長していくにつれて、自分がどう思っていようと、キキちゃんにとっての母親は自分なんだと思えるようになってきたわこさんなのでした。
自分の気持ちに違和感を持ったまま子育てをしていくことで、わこさんはどんどん自分を追い詰めてしまったのかもしれません。
しかし、キキちゃんと過ごす日々が、わこさんの不安を少しずつ薄めてくれたようです。母親と子どもの絆について、改めて考えさせられますね。
監修/助産師 松田玲子
>>次の話
著者:マンガ家・イラストレーター わこ
夫に質問「なんで自分の子だと思えたの?自分で産んでないのに」⇒すると…<自分の子だと思えない>