「お前の荷物は全部捨ててやった」妻を邪険にし続けた夫から離婚宣告→妻の反撃にスカッ!
事実上の離婚宣告ということでしょう。夫としては、私が泣いてすがるとでも思っていたのでしょうが、そんな気持ちは一切ありませんでした。何しろ、そろそろ離婚しようと思って私も準備していたのですから。
夫の誤算
「そこはお前の家じゃねーよ」
私が思わず言った言葉は、夫にはピンときていなかったようですが、1カ月後、元夫が怒りの連絡をしてきました。自宅から退去する手紙が来た、家の名義が私になっているのはどういうことだと言うのです。
家が私の名義になっている理由は、今までの夫の行動を見た義母が、私を気の毒に思っていろいろとしてくれたのです。家の名義変更もその1つでした。夫が最終的に私を追い出すこともわかっていたようで、そうなった場合には家を売って自由になりなさいと遺言に残しておいてくれたのです。
息子よりも嫁である私をかわいがり、大事にしてくれたこと、感謝してもしきれません。
夫は家を戻してもらえないとわかると、今度は金銭を要求してきました。引越し代と言いますが、何百万円もの大金を要求。そもそも貯蓄がないのは夫が飲み歩き、散財するのがいけないのですが。夫がこれほどまでに、お金をほしがるのには「娘から聞いた話」が関係しているのかもしれないと思うようになりました。
幸せあふれる関係作りを…
娘の友人が勤めるキャバクラに元夫が通い詰めていると聞いたのは、この件より前のこと。夫はとあるキャバ嬢に入れ込んでいて、夫からは「今までのことは謝るから金を貸してくれ」と言われました。
今まで義母に援助してもらって何とかなっていたわが家ですし、平然とそんな状況を作り続けていた元夫ですから、当然のことお金など貸せるわけがありません。
義母の遺産が少ないと文句を言っていましたが、散々援助してもらった挙げ句の遺産ですから、当たり前のこと。
若いころはいつか変わってくれると信じてたけれど、長年一緒にいてそれは無理なことだと理解しました。私の人生にとって邪魔者だったのは元夫だったと、今ならはっきり言えます。
結局元夫は、親戚にも借金を頼み込んだようですが、法事の一件もあり、皆から断られたと聞きました。案の定ひとりで生活することすらままならず、私のもとに助けを求める連絡が来ますが、すべて無視しています。私のありがたみがようやく身にしみているようですが、さすがに気づくのが遅すぎです。