「元カノの名前を娘に?」よくできた夫の裏の顔。私たちに“これから”はある?<右手に指輪をする夫>
藤井爽子(そうこ)はやさしい夫・拓也、3歳の娘・未来(みくる)と慌ただしくも幸せな毎日を送っていた。ただ、夫は結婚指輪の代わりに身内の形見だと言う指輪をしている。爽子はこのことが気がかりだった。ある日、爽子は家の掃除中に、娘と同じ「未来」という名前の女性に宛てた夫の手紙を発見する。さらに、夫が身内の形見だと言っていた指輪にも「MIKURU」という刻印がしてあることを知ってしまった。どうやら、夫には娘と同じ名前の恋人がいたようで……。
娘の名前を呼ばれたくない…
夫の元恋人と、娘の名前が同じであることにショックを受けた爽子。
娘の名付けの際、夫は「絶対この名前つけたかったんだ!」とまで言っていたのだ。
さらに、夫の入浴中に怪しい電話が。
爽子は「M」と表示された電話が気になり、思わず通話ボタンを押してしまう。
爽子の耳に聞こえてきたのは、夫を“たっくん”と呼ぶ女の声だった……。
お風呂から出た夫にさりげなく電話のことを切り出してみると、夫は「仕事先の人」からだと返答。しかし仕事先の人が、「たっくん」などと愛称で呼ぶはずもなく……。
本当に娘に元恋人の名前をつけたのか。どうして今も元恋人とのペアリングをつけているのか。電話の相手は誰なのか。いよいよ疑いを深めていく爽子。
そんな中で、5回目の結婚記念日を迎えた2人。
爽子自身は仕事や育児に追われ、胃炎になってしまい記念日をすっかり忘れていたのに、夫は花やワイン、プレゼントまで用意して待っていてくれた。
拓也は本当によくできた夫だ。
──そして右手に指輪をする夫、妻に隠し事をする夫だった。
◇◇◇
不安を抱えながらも仕事や育児に奮闘する爽子さん。夫の拓也さんにも冷静に対応していますし、なかなかできることではありませんね。しかし胃炎になってしまうほどですから、知らず知らずのうちに抱えたストレスは大きくなっているかもしれません。無理をしないようにしてほしいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 樹ユウマ
「え、なんで?」疑惑の夫にストレスを抱えたまま急遽手術。帰宅するとそこには<右手に指輪をする夫>