「えっ、産声がない…」生まれた赤ちゃんは手のひらに収まるほど小さく…⇒助産師さんが予想外の言葉を
36歳で初めて子どもを授かった長谷川みはるさんは、夫・たかしとレストランを営んでいます。20代から続く高血圧が心配だったものの、妊娠中はつわりもそこまでなかったため、問題なく働いていました。しかし、妊娠6カ月目の妊婦健診で上の血圧が180を超えたことから、NICU(新生児集中治療管理室)のある大学病院へ緊急搬送となりました。すぐに赤ちゃんを取り上げなくてはならない状況かと思われましたが、薬の投与もあって血圧は落ち着き、その日の出産は免れます。しかし、連日予断を許さない状況が続き、ついに入院から1週間経ったある日、緊急帝王切開をすることになったのです。
夫が面会に来ていた最中の、突然の宣告。医師の「今から」という言葉にみはるさんは、不安で胸がざわつきます。
実感のない出産に戸惑う心…
※はるえ→みはる
※NICU…「Neonatal Intensive Care Unit:新生児集中治療管理室」早産児や低出生体重児などハイリスクな赤ちゃんの治療やケアをする集中治療室
※今度考えられる→今後考えられる
※はるえ→みはる
緊急帝王切開で無事出産を終えたみはるさん。
看護師さんの両手のひらに収まる大きさの赤ちゃんは501g。産声もあげられないほど小さな体でした。
すぐさまNICUの保育器に移された赤ちゃんでしたが、小さな体で懸命に生きようと頑張る姿に、みはるさんは自分もリハビリを頑張ることを心に誓ったのでした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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小さな体で多数の症状を抱えながらも懸命に生きようとする姿に、思わず涙があふれた方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃんの心拍数が上がらず危険な状態での緊急帝王切開でしたが、なんとか生まれてきてくれてよかったです。
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監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)